令和5年度 事業報告
1 県民運動推進事業
(1)県民会議運営
〇 定時総会1回
〇 理事会6回 (*内1回は「決議の省略」手続き)
*制度改正を市町村に対して早期に周知するため、市町村体験活動支援事業補助金交付要綱改正について書面による理事全員の同意を受け「決議の省略」を行った。
〇 役員・顧問・専門部会委員合同会議 1回
〇 総務部会4回 健全育成部会5回 家庭部会4回 広報部会18回
地域支援部会3回
(2)運動推進事業
〇 賛助会員の募集活動
〇 青少年育成団体等との連携
2 青少年団体等の活動支援連携事業
(1)青少年育成市町村民会議の活動支援・連携
〇 青少年育成市町村民会議活動助成金の交付
市町村民会議に対し、活動助成金を交付
〇 市町村民会議・青少年育成運動推進指導員・青少年育成指導者等合同研修会
・期日:令和5年4月26日(水)
・会場:福岡県中小企業振興センター 大ホール
・内容:
・令和5年度新規事業説明(県青少年育成課・県民会議)
・令和5年度継続事業説明(県民会議)
・講演「青少年のネット・ゲーム依存の実態と克服について」
講師:NPO法人子どもメディア 常務理事 和田 貴美子氏
(2)地区協議会の活動支援
各地区の実態に即した青少年健全育成活動の促進を図るために設置している当該地区内の市町村民会議で構成する地区協議会に活動助成金を交付
(3)青少年団体等の顕彰
「福岡県青少年団体等顕彰要綱」に基づき、青少年の健全育成に関し、優れた
活動を行っている青少年団体・グループ、青少年及びその指導者並びにその他の個人又は団体を顕彰
表彰:個人6名、団体4団体
また、全国青少年育成県民会議連合会が実施している青少年指導者等顕彰について、令和4年度表彰者から1名(山田幸美氏)を推薦した。
山田氏は全国青少年育成県民会議連合会による選考の結果、「青少年指導者等顕彰」を受賞することとなった。
(4)福岡県青少年育成アドバイザー連絡協議会の活動支援
福岡県青少年育成アドバイザー連絡協議会に活動助成金を交付
3 青少年健全育成事業
(1)少年の主張福岡県大会
・期日 令和5年8月27日(日)
・会場 イイヅカコスモスコモン(福岡県飯塚市飯塚14番66号)
・内容 応募者255名の中から審査委員会で選ばれた中学生15名が発表
《福岡県知事賞》
苅田町立苅田中学校 3年 福江 日陽莉さん
題名『未来への第一歩』
(福江日陽莉さんは全国大会の発表者に選出され、奨励賞を受賞)
(2)青少年の野外学習事業(異年齢交流で育て!青少年育成キャンプ)
〇 事前説明会
・期日 令和5年7月9日(日)
・会場 福岡県立社会教育総合センター 大研修室
・内容 スタッフ・各班リーダー紹介
新型コロナウイルス感染拡大防止対策
キャンプの概要説明
※当日、大雨警報等が発令されたため、子どもと保護者に分かれての説明・質疑応答等を短縮した。
・参加者 160名(参加者65名、保護者64名、スタッフ31名)
〇 野外学習
・期日 令和5年8月2日(水)~6日(日)4泊5日
・場所 国立諫早青少年自然の家、キャンプ村等
・内容 登山、沢登、テント生活、野外炊飯、ネットゲーム依存防止学習会、記念品作成、別れの集い等
・参加者 95名(小学生50名、中学生16名、高校生登録ボランティア12名、大学生登録ボランティア9名、看護師2名、部会委員5名、事務局1名)
〇 報告会
・期日 令和5年12月3日(日)
・会場 クリエイト篠栗 大会議室
・参加者 105名(小・中学生41名、保護者40名、高校生登録ボランティア8名、大学生登録ボランティア8名、青年サポーター1名、部会委員6名、事務局1名)
・内容 育成キャンプの報告、ビデオ視聴、報告書、感想、意見発表、アンケ
ート
(3)青少年体験学習活動ボランティア養成事業
〇 青年ボランティア登録認定者による県民会議、市町村民会議の各事業への体験
学習参加
・少年の主張福岡県大会に2名の高校生登録ボランティアが参加
〇 ボランティア・青年スタッフ研修会
・期日 令和5年6月11日(日)
・会場 クリエイト篠栗 研修室
・内容 青年ボランティア登録認定者・サポーターのスキルアップ研修
①グループワーク(災害時に対応するキャンプ技術体験、キャンプ等に役立つグループゲーム体験)
②「救命救急法」に関する講義と実技(粕屋中部消防本部から職員派遣)
・参加者 参加者26名(高校生ボランティア12名、青年サポーター1名、大学
生登録ボランティア7名、部会委員5名、事務局1名)
(4)福岡県青少年囲碁大会<実行委員会主催>
〇 第23回福岡県青少年囲碁大会
・期日:令和5年7月30日(日)
・会場:福岡県吉塚合同庁舎
・参加者:延べ86名
〇 第19回福岡県江蘇省青少年囲碁交流大会
・期日:令和6年3月25日(月)~3月29日(金)
・会場:江蘇省
・参加者:12名(青少年8名・引率4名)
4 健全な家庭づくり推進事業
(1)「家庭の日」「オアシス運動」の推進
〇 「家庭の日」「オアシス運動」の作品募集
・募集対象者 小・中・高・特別支援学校の児童・生徒
・募集期間 令和5年8月1日(火)~令和5年9月8日(金)
・内容 「家庭の日」「オアシス運動」の地域での実践活動の普及を図るため、ポスター・作文を募集
・総応募数 1,977点(作文 1,121点 ポスター 856点)
・最優秀賞受賞者
【作文の部】
大牟田市立宅峰中学校 3年 中田 侑那 さん
【ポスターの部】
遠賀町立遠賀中学校 1年 伏原 采音 さん
○ 「家庭の日」「オアシス運動」優秀作品展示
・期間、場所
アクロス福岡交流ギャラリー 令和6年1月14日(日)
福岡県庁ロビー 令和6年2月19日(月)~22日(木)
・内容 「ポスターの部」「作文の部」の最優秀作品、優秀作品を展示
〇 「家庭の日」「オアシス運動」最優秀・優秀作品表彰式
・期日 令和6年1月14日(日)
・場所 アクロス福岡 交流ギャラリー
・内容 「ポスターの部」「作文の部」の最優秀賞、優秀賞受賞者の表彰
〇 健全な家庭づくり運動普及『啓発カレンダー』の発行
・発行部数 1,900部
・配付先
福岡県内小・中・高等学校、特別支援学校
福岡県教育委員会、教育事務所、市町村教育委員会
青少年育成市町村民会議他
(2)親子教室事業
0歳児や幼児期の子どもを育児中の親等を対象とする親子教室事業を実施す
る市町村民会議または市町村に対し、当該事業の運営費の一部を最長3年間助成
・助成団体
新規:宮若市
継続:宗像市(2年次)、糸田町(2年次)
(3)よりよい親子関係講座事業
家庭や地域における親の役割等の講座事業を実施する市町村民会議に対し、
当該事業の運営費の一部を助成
・助成団体
福智町青少年育成町民会議
直方市青少年育成市民会議
田川市青少年育成連絡協議会
(4)乳幼児教育研修会
子どもの成長における乳幼児期の子育ての重要性に鑑み、また地域で実施されている親子教室を支援することを目的として、乳幼児期教育の理論と実践を学ぶ機会を提供するもの。
・期日:令和6年2月7日(水)
・会場:福岡県中小企業振興センター
・内容:①実践活動事例発表 糸田町子育て支援課、糸田町子育て支援室
テーマ:親子教室事業報告
②基調講演 gemstone 心理・発達・能力開発研究所
代表 内海 義彦 氏
演題:「読み聞かせでつくる親子のきずな」
~読み聞かせは子どもの心を育てる~
5 未来子どもチャレンジ応援プロジェクト事業
<キックオフイベント>
福岡県と連携して実施する「未来子どもチャレンジ応援プロジェクト」のスタート
を記念して、「未来子どもチャレンジTAKE OFF DAY」を開催
・期日:令和5年8月16日(水)
・会場:福岡国際センター
・来場者数:約3,000人
・内容:記念式典および体験ブース(しごと・まなび・あそび・ものづくり)設置
<体験活動推進>
(1)折り紙ヒコーキ大会
作成や投げ方の創意工夫を通じて自分の成長を実感できる折り紙ヒコーキの体験会や指導者を養成する講習会への講師派遣、小学生を対象とした地区予選会
・県大会を実施
〇 体験会・講習会開催支援 31回
〇 予選会実施 21会場(県民会議開催8会場、地区独自開催13会場)
〇 県大会
・期日:令和5年12月3日(日)
・会場:とびうめアリーナ(太宰府市大字向佐野21-2)
・内容:地区予選会を突破した207人による飛行距離及び飛行時間の競技
(2)世界の仲間とボランティアワークチャレンジ事業
国内で開催される合宿型ボランティア活動に県内の高校生を派遣し、外国人ボランティアや地域の人々と課題解決に向けて意見を交わしながら働くことを通じて社会を生き抜く力を育成するもの。
〇 事前研修
・期日:令和5年7月1日(土)~7月2日(日)
・会場:福岡県立社会教育総合センター
・内容:英会話練習
派遣先の知識
参加者間の交流
・参加者:9名
〇 本研修(徳島県徳島市)
・期日:令和5年7月25日(火)~8月1日(火)
・内容:吉野川フェスティバルの準備
エコステーションの運営
花ロードの水やり など
・参加者:3名
〇 本研修(島根県美郷町)
・期日:令和5年8月6日(日)~8月14日(月)
・内容:江の川伝統漁法「簗(やな)漁」の簀(す)づくり など
・参加者:6名
〇 第1回事後研修
・期日:令和5年9月23日(土)~9月24日(日)
・会場:福岡県立少年自然の家「玄海の家」
・内容:振り返り
報告会発表資料作成
・参加者:9名
〇 第2回事後研修及び修了式
・期日:令和5年10月7日(土)~10月8日(日)
・会場:福岡県立社会教育総合センター
・内容:発表原稿作成
報告会
修了式
・参加者:9名
(3)未来をつくる高校生チャレンジ事業
高校生から「地域活性化」「社会問題の解決」「ワンヘルス」のテーマに沿ったチャレンジプランを募集し、採択されたチャレンジプランを高校生が実施するにあたり、専門家派遣や補助金の交付により支援するもの。
<採択事業>
(テーマ1 地域活性化にチャレンジ)
チャレンジプラン名・取組概要 |
採択者・在籍高校 |
ミニ万博in福岡 「実体験を通して、異文化をより身近に感じることで、他国の文化と自国の文化の共生に関する機運醸成」を目的とする異文化交流イベントを九州国立博物館で開催 |
前田 尚輝 筑陽学園高等学校 |
(テーマ2 社会問題の解決にチャレンジ)
チャレンジプラン名・取組概要 |
採択者・在籍高校 |
デブリの終活日誌~END of ODYSSEY~ デブリにお疲れ様と声をかけてあげられるような宇宙と地球の架け橋となるようなWebサイトを立ち上げ、ここで集めた資金を元に、宇宙デブリが消える日まで、スペースデブリの啓発活動を行うことで回収に貢献 |
天の川流星群 筑陽学園高等学校 |
高齢者のためのスマホ教室 高齢者が気軽に参加できる「高校生によるスマホ教室」を開催することで、様々な世代の人が自分らしく暮らすことのできるデジタル社会づくりへの貢献 |
渡辺 美紀 県立東筑高等学校 |
高校生が考える避難所作り ダンボールシェルターの作成や被災された方からの講演等、高校生が考える避難所作りを試行するイベントの実施を通じて若い人に向けた災害への備えの重要性を発信 |
永田 紗世 上智学院 上智福岡中学高等学校 |
AED普及プロジェクト 若者向けAED講座の実施とSNS等での情報発信を通じて、若い人に対しAEDの使い方や設置場所を啓発 |
岡 柚月 精華女子高等学校 |
社会問題解決に繋がるアプリの開発 アレルギーを持つ人が安心して外食を楽しめるよう、アレルギー対応メニューを提供する飲食店情報を検索することができるアプリを開発 |
我武者羅 明治学園中学高等学校 |
コンポストスターターキット開発プロジェクト コンポストの小型化、デザイン改善、広報活動を通じて、個人に対しコンポストの普及を図り、生ごみや焼却時のCO2の削減、循環型社会づくりへの貢献 |
博多女子高校地域 共創部 博多女子高等学校 |
(テーマ3 ワンヘルスにチャレンジ)
チャレンジプラン名・取組概要 |
採択者・在籍高校 |
叡智の泉復活プロジェクト 八幡高校中庭にある「叡智の泉」と呼ばれる池をビオトープとすることを通じ、身近なところからできる生態系の生息空間の確保と環境問題への意識啓発 |
八幡高校15A班 県立八幡高等学校 |
Animal Destination(動物の行先) ペットを望む人と動物愛護団体、ペット用品関連企業を仲介する仕組みをつくることを通じて、動物愛護団体からペットを迎え入れる社会づくりへの貢献 |
森宮司 福岡舞鶴高等学校 |
〇 チャレンジ内容のテレビ・ラジオによる広報
KBCテレビ(アサデス、高校生のじかん)及びKBCラジオ(ハイスクWish)において活動内容を紹介
〇 成果報告会
・期日:令和6年3月28日(木)
・会場:エルガーラホール 大ホール
・内容:採択者9組(個人・グループ)による活動内容報告
トークセッション
<体験活動支援>
(1)市町村体験活動支援事業補助金の交付
市町村が多様な主体と連携して行う体験活動支援事業に対して補助し、子どもたちに様々な体験・交流をさせる取組の推進を通じて、青少年の「生き抜く力」を育成することを目的とするもの。
〇 交付状況
市町村名 |
内 容 |
交付決定額 |
上毛町 |
11月に小学生43人を対象とした通学合宿(3泊4日)を実施 |
150,000円 |
遠賀町 |
7月から11月に小学生13人を対象として5回シリーズで実施(①カヌー教室、防災学習、河川事務所訪問 ②水門や排水機場河口堰見学 ③備蓄倉庫訪問、ビニール袋での炊飯 ④体育館で避難所設営 ⑤消防本部訪問、救助体験など) |
83,441円 |
筑後市 |
8月(熊本県芦北町)及び令和6年2月(福岡県筑前町)に、小中学生(のべ88名)を対象にキャンプを実施 |
400,000円 |
大牟田市 |
9月から令和6年3月に、小学生を中心に折り紙ヒコーキ体験会(58人)や予選会(36人)、子どもの体験活動イベント「わくわく!子どもまつり」(290人)を実施 |
100,000円 |
八女市 |
令和6年3月に小中学生32人を対象に、班で協力して様々な課題を解き、八女市内を2日間かけて約30㎞歩き抜く「21世紀青少年チャレンジウォーク」を実施 |
109,946円 |
(2)市町村への体験活動推進コーディネーター派遣
「市町村体験活動支援事業補助金」を活用し、様々な団体と連携して体験活動プログラムを構築・実施しようとする市町村に体験活動に関して専門的な知識を有するコーディネーターを派遣し、コーディネーターが体験活動プログラムの企画・提案や事業の進捗管理等を行う。
・派遣実績 遠賀町
(3)未来子どもチャレンジ応援事業者登録制度
法人、団体又は個人事業主が行う体験活動の情報を収集し、応援事業者として登録及び広く紹介することで、子どもたちに様々な体験・交流の機会を提供する。
・登録団体数 46団体
(4)体験活動推進スタッフ養成事業
子どもたちの体験活動を実施する市町村等の団体(以下「体験活動実施団体」という。)の活動に参加する「体験活動推進スタッフ」(子ども体験サポーター、子ども体験プランナー)を養成するもの。
〇 子ども体験サポーター養成事業
体験活動実施団体における子どもたちのための体験活動の運営サポートを行う人材の育成
・養成人数 94名
〇 子ども体験プランナー養成事業
体験活動実施団体における子どもたちのための体験活動の企画又は企画サポートを行う人材の育成
・受講者数:31名
(5)子ども体験コンサルタント事業
新たに子ども向け体験プログラムを実施しようとする企業に、体験活動に関する専門的な知識を有する者をコンサルタントとして派遣。派遣されたコンサルタントは、体験活動プログラムの企画開発や制作のサポート等を実施。
・派遣実績 3社
<その他>
(1)アンビシャス広場づくり補助金の交付
子どもの居場所や体験活動を提供するアンビシャス広場に活動のための補助金を交付
・補助団体 67団体
6 広報啓発事業
(1)広報紙「若いなかま」の発行
・発行回数 年3回(7月・11月・3月)
・発行部数 各6,000部
〇 広報紙「若いなかま」(216号)
・発行日 令和5年7月15日
・内容 定時総会、表彰者・感謝状贈呈者紹介
新規事業紹介
青少年育成 ”考” 他
〇 広報紙「若いなかま」(217号)
・発行日 令和5年11月15日
・内容 第45回少年の主張福岡県大会
未来子どもチャレンジ TAKE OFF DAY
「育成キャンプ」
第23回県青少年囲碁大会
青少年育成 ”考” 他
〇 広報誌「若いなかま」(218号)
・発行予定日 令和6年3月15日
・内容 「家庭の日」「オアシス運動」表彰式
乳幼児教育研修会、折り紙ヒコーキ福岡県大会
青少年育成 ”考” 他
(2)広報啓発用リーフレット及び啓発物品等の作成・配付
〇 「異年齢交流で育て!青少年育成キャンプ」報告書
〇 「第45回少年の主張福岡県大会」発表文集
〇 「家庭の日」「オアシス運動」カレンダー
〇 「世界の仲間とボランティアワークチャレンジ2023年度報告書」
〇 広報啓発用リーフレット
〇 啓発用エコバック
(3)キャンペーン・広報活動
○ 内容:県民会議及び県民会議の事業をパネル展示して広報
場所:県庁ロビー
○ 期間:令和6年2月19日(月)~2月22日(木)
(4)ホームページ及びSNSによる啓発活動
○ 令和5年7月からLINEによる情報発信を開始
○ 令和6年3月からインスタグラムによる情報発信を開始
○ 令和6年3月にホームページをリニューアル