基本方針と令和5年度事業計画

【 基本方針 】

福岡県青少年育成県民会議は、昭和41年12月の設立以来、県下の青少年育成団体の中核として、県民の皆様をはじめ、県及び市町村の協力、支援のもと、青少年健全育成事業を推進してきました。

近年、少子化の一層の進行、生活様式の変化、価値観の多様化、インターネットなどの情報化の進展などにより、家庭、学校、地域の場など青少年を取り巻く環境にも大きな影響が及んでいます。

設立以来50年以上が経過した県民会議は、このような青少年を取り巻く社会環境の変化に対応するよう、青少年の生き抜く力を育む体験活動の活性化や課題へのチャレンジ実現を支援する事業を新たに立ち上げるとともに、組織体制の充実を図り、県、市町村、市町村民会議、企業等と連携して青少年育成の各種事業を展開していきます。

具体的には、
1. 地域に根ざした青少年健全育成運動に取り組んでいる市町村民会議と緊密な連携を図るとともに、活動の支援を行う。

2. 青少年健全育成運動の活性化を図り、青少年から大人までが参加する「目に見える活動」を展開するとともに、青少年育成リーダー、ボランティア、アドバイザー等の健全育成運動の担い手の支援活動を推進する。

3. 子どもの成長・人格形成の最も基本的な場である「家庭」の重要性に鑑み、特に家庭教育の機能の充実を図る。

4. 青少年の健全育成に関する情報収集に努め、県民、青少年育成団体等への積極的な情報提供、発信を行う。

5. 子どもたちの心を豊かに育む体験活動の提供を支援するため、市町村や企業等と連携し、「未来子どもチャレンジ応援プロジェクト」を実施する。

【 事業計画 】

1. 青少年団体等の活動支援連携事業

(1)青少年育成市町村民会議の活動支援・連携
〇活動推進費の助成
〇新たな市町村民会議設置助成
〇市町村民会議・青少年育成運動推進指導員・青少年育成指導者等合同研修会の開催
令和5年4月 事業説明、研修及び情報交換


(2)地区協議会の活動支援
〇活動推進費の助成


(3)青少年団体等の顕彰


(4)福岡県青少年育成アドバイザー連絡協議会の活動支援
〇活動推進費の助成


2. 青少年健全育成事業

(1)少年の主張福岡県大会
・期日:令和5年8月27日(日) 
・会場:イイヅカコスモスコモン

(2)少年の野外学習事業(異年齢交流で育て!青少年育成キャンプ) 
・期日:令和5年8月2日(水)~6日(日)
・場所:長崎県諫早市

(3)青少年囲碁交流事業(実行委員会主催)

『福岡県大会』 
・期日:令和5年7月30日(日)
・場所:福岡市

『福岡県江蘇省青少年囲碁交流大会』
・期日:令和6年3月下旬
・場所:江蘇省 

(4)青少年体験学習活動ボランティア養成事業


3. 健全な家庭づくり推進事業

(1)「家庭の日」「オアシス運動」の推進
〇 作品募集  令和5年8月1日~9月8日
〇 最優秀作品、優秀作品の表彰、展示(アクロス福岡、県庁ロビー)
〇 啓発カレンダーの作成

(2)親子教室事業
活動費を助成

(3)よりよい親子関係講座事業
活動費を助成

(4)乳幼児教育研修会
令和6年2月


4. 広報啓発事業

(1)広報紙「若いなかま」の発行 
・発行回数 年3回(7月、11月、3月)
・発行部数 各6,000部

(2)広報活動
令和6年2月 県民会議各事業のパネル展示

(3)各種啓発資料の発行
少年の主張発表文集、野外学習報告書、広報啓発リーフレットその他

(4)ホームページによる啓発活動


5. 未来子どもチャレンジ応援プロジェクト(新規)

(1)市町村による体験活動を支援 
〇 体験活動を実施する市町村への助成
〇 体験活動コーディネーターを市町村へ派遣
〇 体験活動指導者の養成

(2)アンビシャス広場をはじめ子どもの居場所の体験活動を支援
〇 子ども居場所へのコーディネーターの配置と体験活動を提供する企業の開拓
〇 子ども達の交流や創意工夫をしながら体験できる「折り紙ヒコーキ県大会」の開催
〇 アンビシャス広場への補助や保険加入者等の支援

(3)高校生の体験活動支援
〇 社会課題などの解決にチャレンジする高校生に専門家によるアドバイス等の実施
〇 過疎化などの地域課題に取り組む高校生といっしょにボランティアワークの実施

(4)体験活動の場や取組を情報発信
〇 体験活動マップやホームページを作成し、市町村、企業が提供する体験活動の様子や実施状況を発信

(5)福岡県民会議の体制充実
〇 市町村や市町村民会議の取り組みを支援する専門部会の新設
〇 県からの派遣職員の受け入れ
〇 県民会議へのプロジェクトアドバイザリーボードの設置